アトリエの桜が散っています。

もう、植えてからかれこれ二十年にもなる木々です。

大きく育って春を楽しませてくれています。

 

「 ひさかたの ひかりのどけき 春の日に

          しずごころなく 花のちるらむ 」  紀 友則

私は花が咲き始めるといつもこの歌を想い出します。

そして、花の散る日を心待ちにします。

 

桜の散華するその真中に立つと、心が高振り、頬打つ花びらの感触は

言い知れぬ興奮を身の内に引き起こします。

その瞬間に魅せられているのです。

桜吹雪の只中には なにか得たいの知れぬ気配 が潜んでいて

震えながら見上げている私の身にはっきりと添うて来る ” もの ” 

が感じられるのです。

 

もはや私の心は 「しずごころ」 どころではないのです。

ただただ震え戦きながら、枝先を離れて飛翔し、渦なして乱舞してゆく花びらの影を

陽に透かして見上げているばかりです。

 

幾万人もの先達が同じ思いでこの散華を見てきたことでしょう。

 

「 わが胸を のぞかば胸の くらがりに

            桜森見ゆ 吹雪きゐる見ゆ 」   『桜森』 河野裕子

と歌った歌人もいます。

 

  

今年も私は確に 「 花 」を見ました。

 

年末に漬けた漬け物が大変美味しくなりました。

赤蕪の品漬けは赤さが増して今年も大好評です。

今回は茄子、胡瓜、茗荷など夏野菜の塩漬けがたくさん

ありましたので全部入れたところたいへん塩分が強く

これではいけないと思い、大根と蓮根をいれてみました。

ひと月が経って発酵し、酸味がでて赤蕪の赤い色でどれも

きれいに染まりました。おいしくなると、もう桶の底が

見え始めます。この漬け物は 難易度高いです。夏の

野菜の塩漬けもたいへんです、わたしはまだ茄子の塩漬けは

自信ありません。一度に収穫できるのでなく何日にも渡って

採れた茄子をどうやって色良く塩漬けしていくのか、未だに

思考錯誤してます。一年はあっという間です。これに入れる

きのこは近くの山で採るのですが誰にも採られないよう頑張るぞ、

なんて今から思いますし、胡瓜も茄子も上手に作ろうと思います。

春からもう漬け物作りが始まるのです。9月の最初に赤蕪の種を

蒔いて12月に収穫、塩漬けしておいたものと一緒にして

漬けていきます。一年の畑、山の恵みの集大成です。

 

 

 

 

 

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前回 英 一蝶とアサギマダラについて書いたが・・・・・ 

前々回の森田さん(野鳥の会)から、また新しい 

「 驚き 」 を教わった。

 

 日曜美術館で「英 一蝶」のことを話していた。

 私も好きな絵師である・・・・・・。
 

 

古事記・神代の段、大国主の神に関わる記述の中に少名毘古那

(すくなひこな)という神が登場する。この神は海を渡って大国主

のところへやって来たのだが・・・・・。

その彼の様子が誠に奇妙である。 曰く

かあさん、きょうは悲しいことがありましたね。

そうだね、まだあの子はちいさかったね。

 

 
カーナビについて
 
こんなに便利なものとは思いませんでした。

これがもっと早くからあればツマと私の喧嘩の半分はなかったかと思われます。

 

 

 

 
きょうは8月12日、

三日前からほととぎすの鳴き声を聞かなくなってしまいました。

東南アジアへ帰ってしまったのでしょうか。

 

 

                   自然釉窯変 甃

 

 

                          09年6月18日

 

 

 

  中野童男 陶展 (茨城新聞主催)

 本展のカタログに掲載した写真と詩文の一部です。 ご覧ください。

 

 

 昨日、手負いの狸がみつかった。

 猪の罠に狸の前足がかかっていた。

 見つけた里人ふたりとツマが神聖なるアトリエで、

 この狸をどうすべえかと話してる・・・・・・。

 

 

 尋常小学唱歌の “ふるさと”

「 うさぎお~いしかのやま、小鮒つ~りしかの川 」 ですが、

わがツマ(夫)は本当に兎を追っかけてとったし、小鮒も釣ったそうです。
 

 

童男から聞いた話

主人、中野童男なんですが 小さかったころの思い出話の中でも取り分け、

おもしろいものに 竹で鴨を捕った話があります。

 

 

 

 

古事記序文の蛭子を乗せた葦船・・・

  幼きモーゼを乗せた葦船・・・ etc.etc.etc.

 

 薪の原木の処理や個展などで

しばし中断しておりました窯造りを再開します。

 

 

 定規状に切った粘土板を接合して作り上げました。

 「 華舎 」と造語して、一連の作品に仕上げています。

 華も活けられますし、火鉢「火舎」にもなります。

 

 

玄妙な翡色の発色に満足しています。

茶盌は、しばらく私の手元に置くつもりです。

緋色の発色の綺麗な瓮(もたひ)は酒を醸してみたくなります・・・・・。