昨日、手負いの狸がみつかった。

 猪の罠に狸の前足がかかっていた。

 見つけた里人ふたりとツマが神聖なるアトリエで、

 この狸をどうすべえかと話してる・・・・・・。

 

 

 たぬき汁にして食っちまうべ、

 いやいや、たぬき汁はくせえぞ!

 あしたになっても、毛穴からも臭い立つほどだぜ。 

 そおけえ、そんじゃあ、俺らーくえねえぇ、

 そーだ 剥製にすっぺ。

 隣町に作るひといるっぺ。剥製にしてここ(アトリエ)に飾っておくべェ。

 え、え、え、~~イラナイ ヨ~~~。

 冬毛は綺麗だったぞ。

 尻尾はふさふさしてたな。奥さんの襟巻きにしたらよかっぺ。

 じゃあ、尻尾だけ切る?

 ばか、尻尾だけじゃ首にはまわんねェ。

 可哀想だから逃がしてやんべ。

 そうだね・・・・・。

 

 やっと話がまとまり 六十をとっくに過ぎた男三人は皮手袋をして

 麻袋を持って狸のところへいきました。

 

 森の中で三人の大きな笑い声・・・・・・。

 

 無事三人が帰ってきて言うには、

 可愛かったな、家で飼えばよかった!

 大笑いをしていた理由は、

 ”た、た、たぬきの○○○○”を○っ○○とまちがえた人がいたから。

 

 

 野生に生きているものと対峙するのはかなり緊張するし、

 怖くもあるのでしょう。

 もちろん一番怖かったのは狸の方で、怖くて、頭を枯れ草の中に突っ込んで

 尻尾だけ外に出していたそうです。

 ツマが上から首根っこを押さえて抱っこしたら犬と同じように尻尾を 

 股の間にま~るくしておとなしかったそうです。

 

 命拾いした狸は森へ帰っていきました。

 狸の恩返しないかな~  はっぱがお金になってるとかさ~  

 バカ、宝くじ買いに行こうか

 もっと オオバカ 狸の皮算用!!!

 

 

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